「待合室=退屈な場所」になっていませんか…?

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こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。
治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、最新の集客情報を発信していくブログ…その名もクドケンラボ!私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを実験・研究しお届けしていきます。

【今回の研究テーマ】

みなさま、新年はいかがお過ごしですか?

寒さも厳しくなってきていますので、とにかく体調不良にはご注意ください。
現に、治療院にも様々な症状でお悩みの方が最近特に多く来院されています。

とにかく、2017年も元気よく過ごせるように頑張りましょうね。

さてさて。
お陰様で当院は幅広い年齢層の患者様にご来院いただいておりますが、やはり客層は時間帯によって大きく左右されます。

そんななか当グループの某治療院では、産後の骨盤矯正を望む患者さんをゲットするため午後の一部の時間帯を「ママタイム」とし、子供連れでも気軽に来院出来るようにしつつ割引サービスを行っています。
その甲斐あってか女性の患者様、たしかに増えてまいりました!

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軽くイラついたところで、突然ですが質問です。
あなたは、治療院の待合室にいるときどのように過ごされていますか?

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なんとなく陳列された雑誌を読む。
壁に貼られたチラシや健康情報をぼんやり眺める。
待合室のテレビ(たいていはNHK)を鑑賞。
妄想を果てしなく膨らませる。
または潔く寝る。

・・・と、まぁ、みなさんそれぞれに何気なく過ごされていると思います。

それを踏まえて、今回は主婦の患者様が多く来院している治療院で、主婦層に着目して分かった事や実際に行動してみた事について触れていきたいと思います。

その、「出産後の骨盤矯正」を目的に主婦が訪れる当グループの某院には、家事がひと段落した午後にも主婦の方は多いですが、それ以上に夕方の時間帯が混雑します。おそらく、夕飯の買い出しの前後に来院されるんでしょう。

「どうせ夕飯の買い出しで出掛けなくちゃいけないから、ついでに治療院も一緒に済ませたい!」

きっと皆さんそう考えるんでしょうね。
分かる!分かるよ、その気持ち!誰だってそう思うよね!

日中は、専業主婦の方なら家事や育児でやること目白押し。
働く主婦の方なら仕事真っ只中!!
どちらにせよ、なんやかんやとにかく忙しいお時間なのです。

となると、夕方のちょっとした時間は主婦にとってはとても貴重な時間。というより、ここ以外に時間が作れないっていうのが本音かも…。

今からお話しするのは、とある日の、主婦にとって貴重な夕方の治療院待合室で起こった出来事です。

いつものように忙しい院内。
予約より少し前にいらした主婦の患者様お二人が施術を待っている間に会話を始めました。

患者①「あぁ…、今日の夕飯何にしようかな?」

患者②「献立考えるのって本当に大変ですよねー。うちは主人がゆで卵が好きなので、今日はそれを使った料理にしようかなと思って…」

患者①「ゆで卵かぁ。そのメニュー良さそうだけど、うちは子供の人数が多くて卵の数がたくさん必要だから、皮を剥くの大変かも」

患者②「だったら、一度にたくさん剥ける良い裏技があるんですよ!よかったらお教えしましょうか?」

患者①「えぇ!?ぜひ教えて下さい!」

なんと!施術を開始しようとしたら待合室が大盛り上がりではありませんか!完全に井戸端会議状態です。

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この会話には、「献立考えるのって意外と面倒なのね」とか「ゆで卵むくのは実は大変」という、料理をしない男性にとって別の意味での気付きがあります。勉強になります。

が!今回のテーマはそこじゃない。
まさに、

「じゃない方」

なのであります!

そのゆで卵の剥き方を教えてくれた主婦の方、実は栄養士の方でした。
ご家庭でアレンジして作ったレシピもたくさんあるらしく、その井戸端会議はたいそう盛り上がり、他の主婦の方もその場でメニューを熱心にメモし始める始末。

おやまぁ、盛り上がってますねぇ。
楽しそうで何より。

・・・・。
・・・・・・え、ちょっと待って。
僕はあることに気が付きました。

現在うちの待合室では、お待ちしている時間に飽きずにお過ごしいただくために、健康雑誌やストレッチ資料/スタッフのプロフィールなどをふんだんに設置しています。院内情報と健康情報という観点からは、一切のぬかりはございません。

事実、デスクワーク中心の方や立ち仕事中心の方にとっては非常に喜ばれていますし、待ち時間には健康雑誌を読んでいらっしゃいました。

なのに・・・・!!

先ほどの待合室の様子を見て、僕は気が付いたのです。
主婦の皆様、だーーれも雑誌なんて見ていないことに。

なんということでしょう!
うちの鉄壁だったはずの待合室の準備が、主婦の皆様には完全にスルーされてる…(泣)。

「自分の症状や対策は担当している先生に直接聞くからいい。その方が説得力がある。」

「主婦は毎日やる事がいっぱい!施術はプロの先生にお任せ。とにかく私は施術が終わった後の買い出しとメニューで頭がいっぱいなの!」

・・・こんな声が聞こえてくるようです。
なるほど、盲点でした。

治療院に来る人なら、当然、健康に興味があってそんな雑誌が読みたいもんだと勝手に決めつけていました。もしくは、スタッフの顔や情報を知りたいだろうと思い込んでいました。(満面の笑みを浮かべたスタッフ写真準備したのに)

でも、そうじゃない!

「じゃない方」

のです!!(本日2回目)

毎日忙しく、合理的な主婦のみなさんは、こんな治療院の待合室というわずかな時間でも日々の生活に生かせる情報が欲しい。「健康情報」なんかよりも、ずっとそっちの情報の方が重要だったのです。オーマイガ・・・。

しかし、「オーマイガ」とつぶやくだけでは意味がありません。
ここで本領を発揮するのが「動きの早い男・斉藤」!
わたくしです!!

治療院ですので、あくまでも健康情報やセルフケアなどの資料は今まで通りに活かしつつ、主婦の皆さん向けに新たな情報発信を早速開始しました!

それが、「すぐ作れる食卓レシピ本」です!

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これは、いわゆる本屋などで売ってるレシピ本ではありません。
そんな単純な策では、「動きの速い男・斉藤」は満足しないのです。

これは、当院にご来院いただいている患者様たちが実際にご家庭で作っているお勧めメニューや時間短縮の裏ワザなどを載せたレシピ本。同じものは世の中どこにもない、完全オリジナルのレシピ本です。

このレシピ本のネタ最初の提供者は・・・もちろんゆで卵の裏ワザを教えて頂いた患者様!!なんと写真と手書きのレシピを提供してくださったんですよ。栄養士さんどうもありがとう!!

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どうですか。また軽くイラッとしましたか。
いやいや、別に僕は皆さんをイラッとさせたいわけじゃありません(確信犯ですが)。

ひとえに!
ただの「待合室」という感覚をなくしたい!
待合室で過ごす時間も大いに活用してもらいたい!

その一念なんです!!

こうやって「レシピ」を提供する事によって主婦の悩みの種「献立」について解消し、患者様同士の交流のきっかけの場にもなれれば尚更嬉しい。一度で二度美味しい。そんなアイデアです(自画自賛)。

なんといっても、その栄養士の患者さんが色鉛筆まで使って丁寧に書いてくださったレシピはデザインと暖かい家庭料理の感じが伝わってくる写真がとても素敵なものでした(*´ω`*)
更には、スタッフみんなで協力して、頑張ってレシピを追加してみました。

すると早速、レシピ本に興味深々の患者様が!

「いいねー!これコピーしてもらえる?」

「これ作った方ってどんな人?」

「サイドメニューも載っているから、もう一品欲しい!て時にとっても助かるわ~(^◇^)」

こんな嬉しいお言葉を頂戴する事が出来ました!!!
まさに狙い通り、期待通りの結果でニヤニヤがとまりません!!

とはいえ、ニヤついてるばかりでもありません。
今まで「待合室」での過ごし方を全然重要視してこなかったことをめちゃめちゃ反省しました(>_<)。

「治療院なんだから健康雑誌があればいいんだろう」
「患者さんは、雑誌かテレビを見て時間を潰せればいいんだろう」
「妄想している人はそっとしておこう」

こんな・・・こんな浅はかな考えだった自分を叱ってやりたい。力いっぱい殴ってやりたいです。

新規の患者様には、うちの院で最初に過ごしていただく場であるので、当院を知っていただくためにも説明を含めたヒアリングの場として活用しています。

が!!既存の患者様にとっては「ただ名前を呼ばれるまで待機する場」になっていたんです。なんてもったいない!!!!!

待合室に限らず、今回の件を通して改めて「現場」には常に「発見」が隠れているのだなあと実感しました。あの「ゆで卵」の会話を聞かなければ、こんなこと気付きませんでしたから。
あの時、献立に悩んでいた患者さんありがとう!あなたのお陰です。

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こういった小さな「発見」にいか気付けるか。いかにアンテナの精度を高めていけるか。
これらは、「治療」だけじゃない我々の使命のひとつであると思い今後も調査を続けていこうと思います!!

◆まとめ◆

・施術に入る前の院での過ごし方に改めてフォーカスする
・治療院だからそれに関する情報提供のみに絞っても、必ずしも全員が興味を持つとも限らない。
・時間帯によって、年齢層によって求めているものが違う。それが治療に関する事かもしれないし、それ以外かもしれない。その小さな「発見」にアンテナを張って気が付く事が出来るのか?

○○を試してほしい!