2015.12.19

独立・開業

いきなりですが、素人ながら交通量調査やってみた!(前編)

執筆者:

こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。
治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、最新の集客情報を発信していくブログ…その名もクドケンラボ!私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを実験・研究しお届けしていきます。

【今回の研究テーマ】

治療院を経営していると・・・。
というより、治療院に限らず何かしらお店を営業している人間なら
ついつい気になるのが、近所の空き店舗。

・何で空いてるの?
・いつから空いてたっけ?
・安いの?
・広さは?

いろんなこと思いますよね。
まぁ、正直特に気になるのは、値段と広さでしょうか。
下世話な話ですみませんね(笑)

と、言うのもですね。

先日僕は、近所にそれはそれは気になる空き店舗を発見しました。
立地といい雰囲気といい、いい感じ。
経営者たるもの、「これはっ!」

と思うじゃないですか。
今よりいい環境は貪欲に追及するべきです。

そこで早速、不動産屋に電話。
結果、治療院を運営するには問題ない広さ、そして賃料でした。

残る課題は、

『この地域にはどのくらいの見込患者数がいるのか?』

とんでもなく重要な課題です。
というか、一番大切な要素と言っても過言ではないかも。

広さ、賃料はクリアしても人が全然いない陸の孤島で治療院を開くなんて
そんなギャンブル、とてもできません。
怖すぎる・・・・・。

そもそも。
今まで酒もタバコもギャンブルもやらず真面目に生きてきたのに、
こんなところで妙にデカい博打なんて打てるかっ!!

・・・。
・・・・・・・。

というわけで、
何とかして見込み来院数を調べることになったわけであります。

とは言ったものの、どうやって見込来院数を調べればいいんだろう?
勘?
占い?
開業コンサルタント的な人に頼むとか?

もはや専門外すぎてポカーーーン。

そんな、真っ白な脳みそに唯一ひらめいた方法が、
恥ずかしながら限りなくアナログな方法。

そう!空きテナントの前で交通量調査を行う!

・・・・・・です(苦笑)

交通量調査とは・・・。
数字カウンターでポチポチとカウントするアレ。
交差点や駅前で数人の人が椅子に座って黙々とやっているアレです。

シンプルで、簡単に誰でもできる調査。
・・・ではあるけれど、暑い日も寒い日も、延々とそして黙々と
あの作業を続けるのは、ある意味・・・修行?(笑)

雨にも負けず。
風にも負けず。
そういう人に、私はなりたい。(by 宮沢賢治)

まさにこの心境でしょうか。

とりあえず、ただ考えていても始まらない。
この空きテナントは陸の孤島か?パラダイスか?
いざ、調査開始だ!

1

・・・。
・・・・・・・。
ん?ちょっと待って。

そもそも、「いつ」「どのぐらいの時間」調査すればいいの?
あぶない、あぶない。
ここ、すっごい大事だから(たぶん)。

というわけで、まずはここから考えてみた。

日程を考えてみた

調査期間:1週間(月曜日~日曜日)

<理由>やっぱり1週間は調査してみないと。(っていうザックリ感)
平日と土日・祝日では通過する人の層が違うもんね。

時間帯:10時~・13時~・19時~の各1時間づつ実施

<理由>この3パターンを調べることによって、朝、昼、夜の人の流れがわかる。
時間帯別に通行する人の層が特定できる。
(子連れの主婦なのか、ご老人なのか、会社員か、若いカップルかなど)

ここでポイント!

1週間毎日、朝・昼・夜の3つの時間帯の調査を行うことによって
いつ、どんな人が、どのくらい通るのかが一目瞭然!

これは、営業時間をどのようにするかの参考になります。
だってやっぱり、
人通りが一番多い時間帯に集中的に院を営業したいもん。
一番効率のいい営業の仕方して、売上あげたいもん。

という、僕の正直すぎる心の声を吐露したところで、
はい次!

では、調査するにあたりなにが必要か?

やっぱり、まずはカウンター(数取器)。
これがなくちゃ始まりません。

早速、庶民の味方「100円ショップ」にいってみました。

てっきり、昔からよく見るタイプの、例の「野鳥の会」の人が使ってそうな、
銀色で指でカチカチとレバーを押す定番のカウンターが売ってるんだろうと
思って探していたのに!
いましたのに!!

2

いや〜、時代の変化、技術の進化を感じますね〜。
なんと、時代の最先端!デジタルだったという・・・ww

なにこの、お手軽さ加減。
むしろちょっと残念なくらい。
前のタイプのカウンターで「カチカチ」鳴らす気満々だっただけに、
そこはかとないガッカリ感すら漂います。

でも!
こんなに小さくて、時計のようなベルトまでついていて、
指にベルトを巻きつけてカウントできちゃうという・・・・・。

3

こんなものが100円で手に入る。
うん、すごい時代です。
日本の100均、すげぇ。

では、無事カウンターもゲットしたので、現場へGO〜〜!!!!

いざ、調査開始

さ~、いよいよ調査開始です。

気合いを入れて〜、
目の前を人が通貨したら、

カウント!カウント!カウント!!
カウンターのボタンを、打つべし!打つべし!打つべ

・・・・・・ん?

えーーっと・・・。

今って、ベビーカー押したママさんと、そのベビーカーの中で
寝ている赤ちゃんの分もカウント打ったな。
あの赤ちゃんが腰痛とか肩こり起こすのって、あと何年後だ?

お!そう言えば。
さっきは、明らかに観光客風の外国人もカウントしたっけ?

・・ということから、もう薄々お分かりかと思いますが、
「ただやみくもに目の前を通過した人をカウントすればいいってもんでもない」
ということをご理解頂きたいと思います。

それが野鳥ならば!
ただひたすらに、がむしゃらにカウントして頂ければいいけれども。

治療院のための交通量調査ならば、
相手が「ただ人である」だけではダメなのです。

ちゃんと、腰痛やひざ痛や肩こりを発生してくれそうで、
近所に住んでいる、もしくは勤めていそうな人じゃないと意味がありません。

ちゃんと、自分の院のコンセプトに合った人だけを見極めてカウントする、
そんなゴルゴのような目が必要なのです。

では、そもそもどんな人が対象外なのでしょうか?

■当院のコンセプト外の人

・小学生以下の子供
・外国の方
・開院地域に営業に来てるサラリーマン・OL
・ガス、水道調査員
・歩行困難なご老人

ざっと挙げると、こんな感じでしょうか。
これらの人をさっと見極め、カウント対象から外す。

これが出来れば、かなり精度の高い調査が可能になります。

さあ、改めてこのルールでカウント再開!
まずは、朝10時の部です。

10分経過・・・。

20分経過・・・・・。

・・・・やばい、飽きてきた・・・・。

そもそも、立ってカウント・・・・・。

足痛いし・・・・・・(泣)。

闇雲にカウンターだけ買って、ただ立ってポチポチするのは
かなり辛いことに今更ながら気づく体たらく。

あぁ・・・椅子がほしい。
心の底から、椅子がほしい!!

このとき僕が学んだこと。
それは、

『事前準備が重要!』

ってこと。
こんなシンプルなことを学習した1時間でした。

そしてどうにか、1時間のカウントが終わり、速効100円ショップへ!
勿論、購入したのは折り畳みの椅子です。

4

おぉぉぉ。よしよし。
これで午後13時からの調査は快適にできる!
そう確信し、13時からの調査に挑みました。

今度は椅子に座り、13時からのカウント始め!

10分経過・・・。

20分経過・・・・。

暑い・・・・・。

もろに太陽の光が私の体力を奪っていく。

持ってきた水を飲んでも、このままでは熱中症になってしまう。

闇雲にカウンターと椅子だけ買ってきてポチポチしても、
お天道様の力には勝てない事に今更ながら気づく体たらくagain。

あぁ・・・日傘がほしい。
心の底から、日傘がほしい!

またまた改めて学習したこと。

事前準備がほんっっとに必要!
下手したら死んでしまいますよ!

どうする?やめるか?
でもここでカウントをやめるわけにはいかない・・・。
でも、命に関わるかも・・・・。
三途リバーは見たくない・・・。

中断か。続行か。

こんなサバイバルな自問自答を繰り返してたら、救世主登場!

なんと、今回調査してるテナントの二階の飲食店のオーナー様(異国の方)
が声をかけてくれました!

「暑いですね!お客様の忘れ物ですが傘いりますか!」

即答!「是非、貸してください!」

う〜れ〜し〜い〜!
オーナー様が神に見えた瞬間です。

「これで、太陽の光ともおさらばだ!」
と、傘を心待ちにしてると、傘を持ったオーナー様がやってきて、
「これどうぞ!」
「ありがとうございます!」

いそいそと傘を受け取り、早速開きました!
あぁ、これで快適に調査ができる!
なんて素晴らしい!!

・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・。

気のせいだろうか?
相変わらず、太陽の光が私を包み込んでいる気がする。
確実に傘をさしているというのに・・・。

みなさん、もうお分かりですね?
なんと、オーナー様が持ってきた傘は

透明なビニール傘

だったのです。

あちゃ~。これは喜んで借りたはいいが・・・微妙です。
しかし、なんとか1時間終了。
死なずにどうにか乗り切りました。

借りた傘をオーナー様にお礼を伝えお返しして
その足で再度、100円ショップ。

今度こそ、やっと日傘を購入。

5

これでいよいよ、
「座って」「太陽の光からも守られて」快適に調査できる。
ようやく準備は整いました!

そして、本日最後の部。
日も落ち19時の調査スタートです!

19時からの調査は快適にできました。
19時は帰宅ラッシュ!
昼間の人通りとはわけがちがいます。
1時間があっというまに終わるぐらいポチポチしまくりました。

ふ~、ようやく1日目の調査終了!!!
正直、しんどいです!
自分でやろうと思ってやってますが、これはなかなか体にこたえます。

そして2日目。天候曇り。
1日目で準備した道具をもって朝10時からの調査開始です!

調査開始しましたが、昨日と打って変わって、
2日目は今にも雨が降りそうな雲行き。
日が出てない分、体への負担はだいぶ軽減されます。

途中、ポツポツ雨が降ってきましたが、
これも傘を持っていたおかげで問題なし!
傘の重要性、というか、事前準備の重要性を改めて感じましたね。

こんな感じで順調に調査を終えた2日目。

ああ、疲れた。

ここでふと、いい考えが浮かびました。

「こんな、貴重な体験を独り占めするのはもったいない」
「スタッフにも是非この体験を共有してもらいたい」
「これこそが、彼らの成長の場」
「彼らの成長の場を奪うなんてこと、僕にはできない」

こう見えて心優しい人間である僕は、心からそう思ったのです。
決して、「体力の限界」や「飽き」などという、どうしようもない理由から出た
邪心ではないことだけは断っておきます。

2日間にわたる、僕の体を張った学習のお陰で、
おおまかな調査方法もわかってきたので、
ここは是非、新人のスタッフに説明して
3日目からは彼らに任せようじゃありませんか!

さて、新人スタッフにはどんな困難が待ち受けてるのでしょう!

後編に続く。

○○を試してほしい!